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働くルールを理解してこれからの働き方について考えよう!

厚生労働省が大企業の月平均残業時間の公表を義務化する方針へ

日経新聞が「厚生労働省は2020年にも従業員の残業時間の公表を大企業に義務付ける。」と報じました。長時間労働を抑制するために、この制度は有効に機能すると考えています。

雇用保険に加入できない正社員は存在するか?

雑誌記事に「正社員の働き方の変貌(劣悪化)によって、雇用保険に入れない働き方をしている正社員が増えていった」という記述が為されているのを発見しました。そこで標題のような問いを設定し、検証してみることにしました。

正社員が転勤命令を断ると懲戒解雇になる可能性がある

そもそも事業所が一つしか無い場合や、極めて特殊な技能・国家資格を有する場合は、勤務地や職種は限定的です。しかし、そうでなければ正社員として入社する以上、勤務地や職種を無限定として働かなければならないのです。

厚労省からブラック企業と疑われた企業の何%が法律に違反していたか

厚生労働省は、「過重労働解消キャンペーン」を実施し、ブラック企業の疑いのある企業に対し重点監督を行いました。その結果、多くの事業場において労働基準関係法令の違反が確認されました。

国際労働機関ライダー事務局長がブラック企業を退治するために来日

ILO(国際労働機関)のトップ、ガイ・ライダー事務局長が来日しました。ライダー氏は、来日の際、数々の重要な発言をされています。日本の長時間労働の現状を見て、ライダー氏はどのように感じたのでしょうか。

是正勧告段階で厚生労働省のブラック企業リストに掲載させる方法

厚生労働省本省が、ブラック企業をリストにまとめホームページ上で公開しました。しかし、ブラック企業撲滅にはまだまだ遠い道のりです。問題の本質は、法令違反によって監督署から是正勧告を受けた企業名をいかに公にしていくかです。

厚生労働省がホームページにブラック企業名を公表

昨日、厚生労働省が、ブラック企業リストを公開しました。リストでは、労働基準関係法令違反による送検事案について都道府県労働局ごとにわかりやすく表にまとめられています。

横須賀市:部下が帰るまで上司が見届けるという謎のシステム

「横須賀市が、部下が全員帰るまで課長らが(居)残り、残業の状況を確認する試みを実施したところ、残業を2割減らすことに成功した」という報道がありました。この試みは残業を減らすのに有効な策と言えるのでしょうか。

月100時間未満の時間外労働で労基署が過労死認定した事例:山口労基署

山口労働基準監督署は、2015年に死亡した会社員の女性に関し、死亡前6か月間の休日が4日しかなかったとして、労災を認定しました。女性の直近の時間外労働は約70~77時間でした。すなわち、月100時間未満の時間外労働でも、労基署が過労死認定…

労働生産性の低いブラック企業を保護する理由はない

日刊ゲンダイは、「働き方改革によって中小企業の倒産に拍車がかかる」という論調の記事を掲載しています。生産性の低いブラック企業なら、むしろ倒産させてしまった方が産業の新陳代謝も高まりむしろみんなのためになります。

大企業ほど過労死ライン超の従業員の割合が多いという事実

2017年4月29日、連合が主催するメーデー中央大会が開かれました。メーデーには、小池百合子東京都知事は、「長く働けば利益が上がった、そういう時代は終わりました」と述べました。

長良川鵜飼水難事故:鵜匠を書類送検、鵜は逃亡

岐阜長良川鵜飼で、水難事故が発生しました。岐阜労基署は、危険防止措置を怠ったとして、鵜匠を労働安全衛生法違反容疑で書類送検しました。逃げた鵜はどこへ行ってしまったのでしょうか。

日本人の年間労働時間の減少とサムスン・LGの台頭とは全く関係ない

週刊現代が日本人の労働時間についてちゃんと検証もせず、いい加減な記事を書いています。週刊誌の記事がどうしてここまで劣化してしまったのでしょうか。

東本願寺で修行の範囲を超えた違法残業:残業代を支払わずして何を拝んできたのか?

真宗大谷派が、東本願寺で雇用する一部職員に対して、40年以上の長きに渡り賃金不払い残業を強制していたことがわかりました。東本願寺は、いったい何を拝んできたのでしょうか。

電通事件:労働基準法の両罰規定とは何を意味するのか

電通に対する捜査は国策ではありません。長時間労働や過重労働の社会的関心の高まりから、違法長時間労働の捜査は国民の多くが望んでいます。今回は労働基準法の両罰規定について述べます。