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働くルールを理解してこれからの働き方について考えよう!

労働基準法を否定する東洋経済の記事はかなり間違っている

東洋経済は「『ブラック企業』の定義は、かなり間違っている」という見出しの記事を掲載しています。ブラック企業の定義を論ずる前に、法律的にかなり間違った解釈を正しておきましょう。

月80時間超の時間外労働が過労死ラインに設定されている医学的根拠

厚生労働省が規定する「過労死ライン」は、様々な医学的根拠に基づいています。その医学的根拠とはどのようなものなのかを説明します。

キリンビール社員の飲みニケーション叱責はパワハラに当たるか?

「ガイアの夜明け」に登場したキリン営業マンの話がネット上で話題になっています。問題になっているのは、飲みにケーションでの先輩社員の後輩社員に対する発言です。これで美味しいビールが飲めると言えるのでしょうか。

日本型雇用の肯定はちょんまげでビルの谷間を闊歩することと同じ

日本型雇用は、高度経済成長期に成立した慣例に過ぎません。しかし、慣例や習わしは時代とともに変遷していきます。現代社会において日本型雇用を肯定することは、ちょんまげで大都会の摩天楼を闊歩することに等しいのです。

職場で仲間外れやいじめに遭った場合どのように対処したらよいか

岐阜市が、後輩や部下に対しパワハラを行ったことを理由として、職員2名に対し懲戒処分にしていたことがわかりました。パワハラは、大声で侮辱したり、無視をしたりする陰湿なものだったようです。このような場合の対処方法について説明します。

ノーベル賞候補グッドイナフ教授:画期的な全固体電池を開発

現在、車載用電池はリチウムイオン電池が主流です。リチウムイオン電池の生みの親である、テキサス大学のグッドイナフ教授らの研究チームが、これまでより安全性が高く、長時間電気を供給できる画期的な全固体二次電池を開発しました。

「残業197時間の運輸会社『社名公表』への疑問」への疑問

ブラック企業を撲滅する最も有効な手立ては、悪質な法令違反を繰り返す企業の企業名を公表することです。

テスラ製EVの車載電池の耐久性は80万㎞以上!?

ヨーロッパにテスラ車愛好家のフォーラム、Tesla Motors Clubというのが存在します。このフォーラムに属するテスラ車オーナーのバッテリー残量および走行距離のデータを収集し、解析したところ、驚くべき事実が判明しました。

会社の裁量で裁量労働制を歪めたゲーム会社に是正勧告:渋谷労基署

ゲーム会社の宣伝やイベント企画を担当していた女性に、専門業務型裁量労働制を適用していたとして、労基署が、適用無効を判断した上、残業代を支払うよう是正勧告しました。専門業務型裁量労働制の対象業務について詳しく説明します。

高度プロフェッショナル制度の対象に医師は含まれるか?

高度プロフェッショナル制度(高プロ)は、「高度の専門知識等を要する」職種を対象に、時間外・休日労働協定の締結対象から外し、成果に応じて賃金が支払われるようにするものです。では、医師は高プロの対象労働者に含まれるでしょうか?

終身雇用・年功序列を改めなければ女性の活躍は夢のまた夢

女性労働者が総合職10年勤務で6割離職の現実とは何とも情けない話です。相も変わらず、終身雇用を前提とし、硬直化した労働市場を形成しているからこうなるのです。女性の活躍のためには雇用の流動化しかありません。

東京オリンピックの水素タウン構想は近隣住民に迷惑をかけている

2020年東京五輪・パラリンピックの水素タウン構想を巡って、安全性への懸念が大きいとして、近隣住民から反対の声が上がっています。どうしても水素タウンを実現したいのだったら、国策ではなく愛知県の民間企業が地元でやったらどうでしょうか。

年少者に酒宴で接客させると労働基準法違反

女子高校生らを箱根の温泉宿で接客させたとして、県警少年捜査課などは先月30日、小田原市のコンパニオン派遣会社社長らを、労働基準法違反容疑で逮捕しました。

総務省がテレビ業界の斜陽化を示すデータを公開

総務省の調査によって、平成28年の平日1日当たりのテレビ利用時間(リアルタイム)が全世代平均で前年より6.3分減ったことがわかりました。特に、20代の減少が著しく、若者のテレビ離れが浮き彫りになりました。

部下が上司に対して日常的に贈っているプレゼントとは何か

アメリカでは、10月16日に、部下が上司をランチに招待したり、プレゼントを贈ったりする文化があるそうです。しかし、おそらく日本ではこれは普及しないでしょう。なぜなら、日本の場合、日常的に部下が上司に対してあるプレゼントを贈っているからです。

24時間テレビのマラソンランナーは労働者に該当するか?

毎年8月になると24時間テレビが放映され、チャリティーマラソンが決行されます。今回は、同番組のランナーに選出された芸能人が労働者に該当するかどうかを検討し、本当に「愛は地球を救う」ことに繋がるのかを考えます。

テスラの電動トラックは物流業界に革命をもたらす可能性がある

トラック業者の8割以上に何らかの法令違反があったことが厚労省の調査でわかりました。違反事項としては労働時間が最も多く、深刻なドライバー不足を裏付けています。しかし、これらの問題を一気に解消する究極の方法があります。

いくら水素が宇宙で一番豊富でも利用できなければミライはない

「宇宙で一番豊富といわれる、クリーンエネルギー、水素」しかし、いくら宇宙空間に豊富でも、それを利用できなかったら全く意味がないでしょう。

ブラック企業正社員からホワイトバイトへの転職は正しい選択

200時間ものサービスを強いるブラック企業を辞め、バイトの面接を受けたときのある女性のツイートが話題になっています。バイトの面接2時間分の賃金が出たというのです。

東京オリンピックの「水素タウン構想」はガラパゴス諸島と同じ

現在、政府では「水素エネルギーシステム」というプロジェクトが進行中です。とてもエコな感じがして素晴らしいじゃないかと思う方も多いかもしれません。 ところがこれは、国家による壮大な無駄プロジェクトなのです。

ひろゆき氏が提唱するブラック企業を安心して辞められる仕組みとは

2ちゃんねる元管理人ひろゆき氏が、「働き方改革をするとしたらブラック企業で働く人が安心して辞められる仕組みを作りたい」と言っています。今回は、具体的にどのような制度を構築すれば、ブラック企業を安心して辞められるのかを考えます。

「残業規制で所得8.5兆円減=生産性向上が不可欠」の真の意味

大和総研は、残業時間の総量規制(月平均で60時間)によって、残業代が最大で年8兆5000億円減少すると試算しました。実はこれにはある奥深い真の意味が込められています。

従業員が社長に対して就業規則の閲覧を求めたことは正しい選択

事業主が、給料を支払わずに破産手続きを開始した場合、どのように対応したら良いでしょうか。

消防士にとってパワハラは対岸の火事ではない:部下に全裸強要

消防士にとってパワハラは対岸の火事ではありませんでした。福井市消防局で、部下に裸をどりを命じるというパワハラが発生しました。このようなことを命じられたら、精神の均衡を保てなくなることは、火を見るより明らかでしょう。

74年前のマリアナ沖海戦の大敗北から日本型雇用慣行を考察する

74年前のマリアナ沖海戦の敗北により、日本の敗戦が決定的となりました。これは、既得権者の独善と過信によって古い慣行が貫かれたことに起因します。現代の働き方においても同じことが起きていないでしょうか。

大和魂の不足を理由に休憩を与えられなかったヤマト運輸社員が会見

「休憩が取れないのは努力や能力が足りないからだ」と司令官(上司)が発言するのは、旧日本軍の体質と変わりません。たとえ社名にヤマトと付いていても、大和魂を発揮して理不尽なことを我慢する必要はありません。

ブラック企業の研究:73年前の「インパール作戦」から考察する

インパール作戦は、太平洋戦争において最も無謀な計画に基づいて決行された戦いと言われています。この作戦が遂行された背景や経緯、作戦計画の中身を調べていくと、現代のブラック企業問題と重なる点が多いことに気が付きます。

雇用や労働の分野に差別をもたらし日本社会を破壊したのは誰か

日本の雇用や労働の分野において、「身分差別」・「性差別」・「国籍差別」・「年齢差別」という点に着目すると、ある事柄が「差別」の共通要因として浮かび上がってきます。

親子で労基署からお叱りを受ける パナソニック子会社に是正勧告

パナソニック本体が労働基準法違反容疑で労基署から書類送検されましたが、今度は、パナソニックの子会社が、労基署から是正勧告及び指導を受けました。親子で一体何をやっているのでしょうか。

大仏様の肩身が狭くなる:東大寺福祉事業団が残業代未払い

東大寺と言うと奈良の大仏様が有名です。しかし、社会福祉法人東大寺福祉事業団の職員や退職者が、所定の残業代が支払われていないとして、同法人を訴えるという異常事態が発生しています。