Mesoscopic Systems

働くルールを理解してこれからの働き方について考えよう!

従業員が社長に対して就業規則の閲覧を求めたことは正しい選択

事業主が、給料を支払わずに破産手続きを開始した場合、どのように対応したら良いでしょうか。

消防士にとってパワハラは対岸の火事ではない:部下に全裸強要

消防士にとってパワハラは対岸の火事ではありませんでした。福井市消防局で、部下に裸をどりを命じるというパワハラが発生しました。このようなことを命じられたら、精神の均衡を保てなくなることは、火を見るより明らかでしょう。

74年前のマリアナ沖海戦の大敗北から日本型雇用慣行を考察する

74年前のマリアナ沖海戦の敗北により、日本の敗戦が決定的となりました。これは、既得権者の独善と過信によって古い慣行が貫かれたことに起因します。現代の働き方においても同じことが起きていないでしょうか。

大和魂の不足を理由に休憩を与えられなかったヤマト運輸社員が会見

「休憩が取れないのは努力や能力が足りないからだ」と司令官(上司)が発言するのは、旧日本軍の体質と変わりません。たとえ社名にヤマトと付いていても、大和魂を発揮して理不尽なことを我慢する必要はありません。

ブラック企業の研究:73年前の「インパール作戦」から考察する

インパール作戦は、太平洋戦争において最も無謀な計画に基づいて決行された戦いと言われています。この作戦が遂行された背景や経緯、作戦計画の中身を調べていくと、現代のブラック企業問題と重なる点が多いことに気が付きます。

雇用や労働の分野に差別をもたらし日本社会を破壊したのは誰か

日本の雇用や労働の分野において、「身分差別」・「性差別」・「国籍差別」・「年齢差別」という点に着目すると、ある事柄が「差別」の共通要因として浮かび上がってきます。

親子で労基署からお叱りを受ける パナソニック子会社に是正勧告

パナソニック本体が労働基準法違反容疑で労基署から書類送検されましたが、今度は、パナソニックの子会社が、労基署から是正勧告及び指導を受けました。親子で一体何をやっているのでしょうか。

大仏様の肩身が狭くなる:東大寺福祉事業団が残業代未払い

東大寺と言うと奈良の大仏様が有名です。しかし、社会福祉法人東大寺福祉事業団の職員や退職者が、所定の残業代が支払われていないとして、同法人を訴えるという異常事態が発生しています。

13年間仕事を与えられずうつ状態 パワハラと認定:神戸地裁

兵庫教育大の元男性職員が、約13年間十分な仕事を与えられず精神的苦痛を受けたとして、損害賠償を求めた訴訟の判決公判が開かれました。神戸地裁は大学のパワハラ行為を認め、元職員に50万円の支払いを命じる判決を下しました。

信賞必罰:シャープの業績回復をどのように捉えるべきか

台湾の鴻海精密工業の傘下に入ってからシャープは、3四半期連続で最終黒字を確保し、株価も1年で4倍に跳ね上がっています。この背景には、鴻海出身の戴正呉社長が打ち出したある人事方針があります。

若手社員の8割が理想の上司像として描いたのはどんな人か?

人材サービス会社のアンケートによると、若手社員の82%がある上司像を理想として描きました。一方、そのような上司が身近にいるかというアンケートでは、28%という結果に留まりました。理想と現実のギャップはいったい何を意味するのでしょうか。

日本より前に年功序列賃金を採用する国が存在した

日本では、高度経済成長期に年功序列賃金が形成され定着していきました。しかし、日本よりも前に、年功序列賃金を採用する国が存在していたのを皆さんはご存知でしょうか。

年功序列賃金が時代に合っていない十分すぎる理由

年功序列賃金は、経済が成長し続け、かつ、労働力需給の均衡を保つために若年労働者を安定的に労働投入し続けられるような状況下に無いと、成り立たないシステムです。これが、現代において成立し得ないことは明らかです。

大阪ガス子会社が十分なガス抜きになる休憩を与えず是正勧告:淀川労基署

大阪ガス子会社が、警備員に適正な休憩時間を確保していなかったとして労基署から是正勧告を受けていたことがわかりました。ガス抜きを怠ったため、警備員の皆さんの不満やストレスが蓄積し、ついに「爆発」したのでしょう。

硬直化した労働市場では好景気でも賃金は上がらない:フェルドマン氏

IMF出身のロバート・フェルドマン氏は、景気回復局面でも賃金がなかなか上昇しないのは、日本の労働市場が二重構造であることに起因すると指摘しています。また氏は、金銭解雇に関して透明性のある公正なルールの整備が労働市場改革のために必要とも指摘…