はじめに
次のような新聞記事を偶然見つけました。由々しき事態と思い今回考えてみます。
中日新聞の記事の概要:
建設会社の正社員として同社の夜勤部門で働きながら昼間に大学などに通う学生に、四年間で約一千万円を給料として支給するという独自の奨学金制度を始める。
働きながら昼間の大学へ 垂井の建設会社、独自の奨学金:岐阜:中日新聞(CHUNICHI Web)
これを奨学金とは言わない
みなさんよく考えてみてください。これを奨学金とは言いません。単なる給料です。仮に学生がこの制度を利用した場合、奨学生とは言わず、勤労学生と言います。新聞記者がこれに気付かぬとは恐れ入ります。この制度に採用された学生はいつ寝るのでしょうか。
また、1000÷4=250。すなわち建設業の夜勤で年収250万円です。ほんの少しリテラシーを駆使すれば、これがトンチンカンな制度であることに気付くはずです。
これ以上何も言うべきことは無いので、今回の記事は短めで留めておきたいと思います。